7月24日の日記

2004年7月24日
頭のいいことが、幸せな人生を保障するわけではない。

以前、付き合っていた女性は、自分の頭の良さを過信していた。
理性の力を妄信していたといってもいい。

確かに彼女は頭がよかった。少なくとも俺よりは。
もちろん、何を基準に頭がいいとするかは難しい。
ただ、彼女は知能も記憶力もすばらしかった。学歴もすごかった。

しかし、彼女は自分の置かれている境遇に満足していなかった。
傍目から見ていても、確かに彼女はその能力に見合った評価や
結果を得ていないようだった。

そういった中で、自分の頭のよさを最後の砦にしていたのかも
しれない。つまり、現状によって傷つれられている自尊心を
支えるための、砦。

幸せとはいいがたい夫婦仲。流産。職場での高くない評価。
そういったことが、彼女の人生に影を落としていた。

頭のよさが、満ちたりた人生をもたらすひとつのファクターで
あることは事実。しかし、それ以外のいろいろなことが、
年を取るとともに、大きなポジションを占めていくのだろう。

俺も気をつけなければ。ちっぽけな過去の記憶に頼って、
プライドを保とうとするのは、寂しいことのように思える。

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